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中津市ってどうよ？No.31
[113]名無しでよか？：05/03/25 21:29:25 ID:PDBkvTpU
>>113 なぜ中津を離れたか、の真の理由は本人に聞くしかないが、 最も大きな理由は立身出世のためだろう。何せ『学問のすゝめ』を書いた 人だから。 幼い諭吉の頭のよさに気づきながら、身分が低いために自分と 同じような一生を送るしかないだろうと諭吉を不憫に思った父の気持ちを 察して諭吉は「門閥制度は親の仇でござる」と言ったのだから、 大阪や長崎で勉強し、学問を身につけ、親の仇を討とうとした というのが、諭吉が中津を離れた最も大きな理由のひとつだろう。 もうひとつは、やはり諭吉は（少なくとも当時の）中津が大嫌いだった としか思えない。 『福翁自伝』が手元にないので、うろ覚えだが福沢一家は大阪から中津に 戻ってきても周囲になじめず、言葉も大阪弁を使っていたと思う。 傍証としては、確か諭吉は中津に錦を飾るようなことをしていない。 むろん、これにはふたつの解釈がありうる。 １．普通、故郷から疎外され、外で成功したのなら、その復讐の意味で 故郷に錦を飾っただろう。 ２．中津のことを忘れてしまいたいほどに嫌だったのである。 次にこれは妄想だが、1960年代後半か1970年代前半に、慶應義塾大学の 中津校を作ろうという気運が、中津側にあったはずだ。 これが蜃気楼のよう消えてしまったのは、当時の慶應の上層部には 諭吉の中津に対する思い（むろん、否定的な思いだ）が伝えられていて 中津などにキャンパスを作るわけにはいかぬ、ということになった のではないか。 穿ちすぎとは思うが。
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