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【夏祭り】中津市ってどうよ?No24【真っ最中】
[80]博多の人:04/07/28 16:08:26 ID:l9yjZhVA
私は祭りの専門家ではありませんし、祭りの民俗学的な見解は幾通りも あると思います。民俗学的云々なんて恐れ多くてとても踏み込めません。 解釈も、民俗学者の柳田、岩田、桜井など各氏それぞれで、まとまった 見解はないようです。しかし「ケ」と「ハレ」に関しては、概ね一致 しているようです。 >76 祭りって形でハレとケを<明確に>区別する・・・ のではなく、ハレ(祭り)というエネルギーを注入することにより、ケ(日常) が枯れた状態を元のケに戻す(桜井)としています。ま、これも一説ですが。 >現代の祭りは、ケガレ云々は当てはまらない気はします。・・・ 現代の祭りとはどんな祭りを指すのでしょうか。新しい祭りのことですか? >成人式、葬式や結婚式が、通過儀礼としての意味を失ってしまった・・・ これらは立派な通過儀礼です。まぁ成人式は別として、意味は失っていないと思います。 >73 ケガはつきもの・・・ となると結局その延長上の死もつきものということになってしまいます。 柳田の「積極的にケガさせる・・」で批判を浴びたのなら、それは彼自身の 祭りの拡大解釈に対してではないかと思います。 医療事情を考えると今より昔の方がケガから→死に至ったケースは 多かったはずです。今回の事故もヘタしたら後日死に至っていたかも知れません。 ケガは自らしようとしてするものではなく、結果的におこるものです。 ケガや死を未然に防ぐ努力は怠ってはならないと思います。 祭りの空間が成立するには共同体を中心とした伝統社会が不可欠であって、 しかも定期的に繰り返される必要があります。今の現代社会は、>76で おっしゃる通り唯物主義であり、個人(プライベート)主義の確立した 祭りの存在しにくい空間です。しかし幼い頃から見て触れて来たものに 対しては、人間別の血が騒ぎ、かき立てるようです。このエネルギーが 祭りを支えているのも、間違いありません。その証拠にたとえその地を 離れていても祭りになると帰って来る帰巣本能?のようなものがどの祭り でも見られるからです。
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